2020年8月30日日、晴、27-32
コロナの感染者数がようやく減り始めた。もっとも検査対象を絞っているので、当然の結果ではあるが。県独自の緊急事態宣言は再度延長され、9月5日までとなった。ちょうど沖縄のお盆の時期にあたり、濃厚接触の増大が予測できるため妥当な措置といえる。しかし、延長がアナウンスされたのが直前となったのはいただけない。お盆が危ないのは子どもでも分かるはずなのに。
9月からは自宅待機も明けるはずだったのだが、超大型台風の襲来も予報されていてどうなるか、様子見が必要だ。コロナ禍のなかで、時間だけは十分過ぎるほどにあった。だが、お金が目に見えて減っていく焦りと自室にこもるしかないイライラとでストレスがたまり、大げさに言えば「コロナうつ」みたいな状態になってしまった。コロナ以前がとてもいいコンディションでいれただけに、喪失感が大きかったのだ。
去年の暮から止めていた家飲みに手を出し、次第に量が増え、翌日は二日酔いで体調不良、無気力になって部屋にこもり、深夜になっても眠れないのでまた飲酒、といった悪循環で、時間を浪費してしまった。楽しみにしていた水泳も身体がしんどくなり、2回連続でズル休みしてしまったときに、ようやく「これではイカン!」と目が覚めた。
断酒して3日目でようやく体調が戻り、深酒がどれほど身体と心に良くないか、身に沁みてわかった。今日で4日目だが水泳も思い通りの泳ぎができ最高の気分。あまりの気分の上がりように、エアコンのよく効いた部屋で缶ビール2本で祝杯。飲酒もビール2本ぐらいなら人生を豊かにしてくれる。飲みながら嵐の前の美しい夕景と手作りディナーを楽しんだ。
ようやっと有意義な時間の使い方ができそうな精神状態になったと思ったら、もうそんなに時間は残されていない! 毎度のことながら、我が身の愚かさに苦笑い。ともあれ今日だけは最高の気分で過ごせたので良し!
春の闇 走行音と 汝(な)の寝息
*季節にそぐわない句ですが、春に着想したものがようやっと形になったので。