2020年1月2日木、晴、20-16度
12月半ばから暮にかけて沖縄では暖かい日が続き、なんと百年ぶりに25度を越える夏日を記録したそうだ。晦日から年明けにかけては天候が悪く、北風がビュービュー吹きすさびさすがに寒さを感じた。移住して2年めともなるとすっかり気候に体が馴染んで、15度前後の気温で「寒い」と感じるようになった。北風を心地よいと感じるか、冷たいと感じるかでその日の気分が随分と左右される。爽やかな風を頬に受けながら自転車を走らせると、「あー沖縄にきてよかった」としみじみ思い、恩恵に感謝するのだ。
だが、移住歴がながいナイチャーのなかには、「季節の変化に乏しいのでだんだんと飽きてくる」という人も多い。自分もいつか「四季が恋しい」と思う日が来てしまうのだろうか? また、たまたま出会った同郷同年代(なんと幼い頃若松にいたそうだ)の人から最近聞いた話だが、沖縄では大家さんの力が強くて、独居老人が家を借りるのは大変だという。ウチナーンチュの保証人が最低二人必要とか、定職に就いている必要があるとか、特にナイチャーの年金生活者にはかなり厳しい条件が課されるようだ。
これは定住計画に大いに影響する話なので、なんらかの対策を講じる必要がある。今は定収があり健康なので心配ないが、5年先はどうなっているか分からない。話をしてくれた彼のようにマンションを買うことで解決できればいいが、自分にはとてもそんな財力はない。とりあえずロケーションの良い壷川の市営住宅に応募し続けることにした。これは5年続けると優先順位の確率が上がる。もっとも空き室がでなければ無効になるので当てにならないのだが、やらないよりましだろう。
正月も仕事だったので、めでたさを感じることもなく淡々と孤独に過ごしている。今このブログを書くことで、旧年を振り返り、新年の抱負などを考える時間がもてた。やはりマメに更新しないと精神生活が貧困になると反省。毎日とはいわないが少なくても週の締めくくりとして記録し続けてゆきたい。
昨年の5月からジムに通い大いに体を鍛えたことが、文弱な自分には特筆すべきことだった。週3回筋トレと水泳をやっていて、これがとても楽しい。おかげで体重は適正の68キロとなり、体年齢は46歳とのうれしい結果がかえってきた。水泳はクロール、背泳、平泳ぎとやってきて、今バタフライに挑戦中だ。これがなかなかタイミングが合わず難しい。自分の体の固さやバランスの歪みなど悪いところが泳ぎに影響するので、そこら辺を矯正しながら少しずつフォームを改善してゆくことろが面白いところでもあり、悩みのたねにもなるのだ。陸にいる時間もユーチューブの動画を見まくって、自由時間の大半を水泳関係の学びに費やした感じ。
今年の4月で基礎固めと位置づけていた2年がすぎる。土台ができたとはまだまだ言えない状況だが、昨年培った体力を生かして、今年は「やりたい」と感じたことは、その直感を信じてなんでも積極的にチャレンジするつもりでいる。
寝正月 閑居の窓に 家守鳴く