2019年3月7日木、曇のち雨、20-18度
昨日今日と気温が上がらない。風が強いので、肌寒く感じる。
さて目の不調により、パソコンが使えなかったので、書くべきことが山ほど溜まっている。どこから始めようか。
やはり目のことから。病名は後発性白内障で、水晶体を支える薄い膜に細胞などが付着して、物が見えづらくなるというもの。レーザーで膜を破壊することで症状は劇的に改善した。白内障手術患者の約20%が術後5年以内に発症するらしい。自分はこの2割の確率に当たったわけだ。
スマホの麻雀ゲームにはまったことが不調をもたらしたと単純に思っていたのだが、実は原因は別のところにあった。ゲームのせいでこれまで右目の視力を補ってきた左目がドライアイぎみになり、一気に調子が悪くなったのだ。それまで右目が悪いなんてうかつにも分からなかった。スマホゲームのおかげで、早めに気づけたのだった。ドライアイの症状も良くなっているが、左目の膜にも多少付着がみられるので、今後も早めに対応できるように注意して置かなければならない。レーザーは簡単にできるが、予約待ちをしなければならない。その間が本当に待ち遠しいからだ。
年明けから実に様々な事件があった。病気になったり、怪我をしたり、事故ったり、調子にのったり、落ち込んだり。今の状態は精神的にはかなりいいコンディション。アクシデントに対して、しっかりと対応できているという一種の達成感があるからだ。終活、断捨離がもたらしてくれた前向きな高揚感は今も続いている。これに味をしめて脳内を断捨離しようと、ブレインワークアウトも始めた。これは欲求、欲望、願望、すべきこと、気がかりなことなどをノートにづらづらと書き出すだけのこと。中高生のような内容で、読み返すと恥ずかしい限りなのだが、だれに見せるでなし、思いつくままに書いてゆく。この作業がすむと実にスッキリとした気分になれる。
今現在うまくいっていないのは節酒だけだ。もっといい状態になるにはこれがぜひとも必要なのだが、泡盛の誘惑に負けてしまっている。「年明け早々の良い状態を思い出せ」と自分に言い聞かせて、その時のブログを読み返したところだ。
特筆しておきたいことがある。それは人間のからだの免疫力についての気づきだ。年始めにころんで左の小指を怪我したことを前に書いた。その数日後驚くべきことが起こった。強く打ち付けた部分に剛毛が生えてきて、皮膚も異常に厚くなっていたのだ。右手と比べるとその差は一目瞭然。「俺の身体は必死になって傷ついた部分を護ろうとがんばっているんだな」と、これにはちょっと感動を覚えた。人間にはこれほどつよい免疫の力が備わっていると気づいた瞬間だった。小指はいまでも痛むが、我が免疫力の強さを思い出させてくれる、頼もしい痛みだと思うようにしている。
前記事で書いたReBornという発想も、この免疫力への信頼から生まれた。老化は進んでも、多少のことでは免疫力は病気には負けないだろうと。まあたんなる希望的観測なのだが、上記のエピソードは自分にこう思い込ませるにたる気づきだった。以前「落日の闇切り裂きて上り月」と終末の感傷から転じて再生への希求を詠んだが、ここでも終活からReBornへと発想の転換がなされたようだ。