12月3日月、曇、27度
師走だというのに、ここ数日は気温の高い日が続いている。毛布一枚で寝ているが汗ばむほどで、窓を開け放つことさえある。前の休みぐらいから風邪をひいて調子が悪い。薄着が基本の生活なので、どうかすると夜肌寒く感じることがある。もう一枚羽織ればいいのだが、めんどくさがってがまんしていると風邪をひくことになる。喉の痛み、咳、鼻水、痰、微熱とごく軽めの普通の症状だが、それでもつらくて、生活の快適さは大いに損なわれる。病気になるたびいつも思うのは、健康のありがたさ。慢性的に悩まされる病がないということは、それだけで幸運なことだ。身体が大丈夫なうちにやりたいことをどんどんやっていくべきだと思う。
加えて口の周りがただれるというアレルギー症状がでた。ちょうど一年前ぐらいに同じ症状がでたことがあって、今回で二回めだ。二度の状況から推理してみると、断定はできないが、どうやらアレルゲンはカニらしい。以前は全然平気だったのに不思議だ。またエビはよく食べるがこれも平気。カニが食べられないのは残念だが、危うきに近寄らずだ。
トイレのタンク内の水のチョロチョロが止まらず気になっていたので、賃貸契約のセットで入らされた「あんしんサポート」保険を使って、水回りの業者に調整を依頼した。来てもらったのはいいのだが、見るなり「完璧に止まってますよ」。蓋を開けて見るとまったく水はもれていない。そんな! いつもは絶え間なく水がチョロチョロ流れて、夜中などはうるさいぐらいなのに。師走の忙しい中を来てもらった業者さんには平謝りで帰ってもらった。こんな事態を「マーフィーの法則」と言うのだな……。
そんなこんなで今日の休日は「回復の一日」となった。風邪からの回復、アレルギーからの回復、水漏れからの回復。ヤレヤレ。せいぜい心と身体を休めることにする。
落日の 闇切り裂きて 上り月
【今日の一句】西海岸道路から見る日没は美しい。「沖縄まで流れてきて、俺は人生の終わりを迎えようとしている」と落日を見ながら感傷にひたっていた。気がつくと天空は漆黒の闇。生まれたての三日月が暗幕を切り裂くがごとく輝いていた。「こいつはこれから満ちてゆくんだ」 終末の感傷から再生への希求へ。いつの間にか気持ちは切り替わっていた。